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一コマ漫画「ビール」

私と言えば、さほどビールが好きではない。どちらかと言えば、カクテルやウイスキーが好きである。新入社員だったとき飲み会の席で、諸先輩から散々ビールを飲まされた。飲むと言うよりむりやり胃袋に入れさせられたとう言う感じだった。吐いては飲み、吐いては飲みを繰り返した挙句、ビールが好きではなくなった。しかし、昨年の夏、いつも行くバーで、常連客から、「ここのビールはおいしいよ。」と進められ一杯飲んだ。確かに昔飲んでいたビールとは違いおいしかった。

マスターにおいしい理由を聞くと、ビールの注ぐ際に、泡でビールに栓をする。そうすることで、ビールの持つ炭酸が逃げずにおしいく頂けるそうだ。また、グラスやサーバーの管理が大切だという。グラスは必ず手で洗う。洗浄器で洗わず油を徹底的に落とし、奇麗なタオルで水分をきれいにふき取って保管する。サーバーなども注ぎ口は毎日洗浄し、清潔に保ち、メンテナンスも欠かせない。そんな手間暇かけられたビールはおいしい。のどがカラカラに乾いた会社帰りに、こばんやんへ立ち寄り、マスターにビールを入れてもらう。手間暇のかかったビールを飲むのは格別だ。